今回は根魚釣りについてお届けします。
漁師とは
こんにちは。
漁師とは船の上で花火をワイワイ観覧したり(o^―^o)
毎日大好きな釣りをして魚と触れ合って
青い空、白い雲、真っ青な海
美しい夕陽が毎日見放題な日々。
ではなくΣ( ̄ロ ̄lll)
生活を維持するために色々な手を考えていかなくてはなりません。
夫に関して言えば
定置網漁で体力いっぱいいっぱい。
精神力いっぱいいっぱい。
ですが、漁船という強い味方を得たので
『よし。頑張るぞ!!』と
眠い目をこすり、体力を振り絞って漁に出ても
あまりにも収穫が少ないため
魚群探知機があればなんとかなる。という考えは
←あまーい!!
ということを身をもって知りました。
( ̄ロ ̄lll)ちーん
なぜ釣れない
どうしてこんなに不漁なのか
それには3つの要因があります。
1.エルニーニョ、太平洋十年規模振動といった
地球規模の環境変動が原因で稚魚が育たず
2.『とる漁』を行ってきた過去の乱獲
3.地球温暖化の影響によって
海面水温が上昇し漁場が変化しています。
漁師の長年の経験ですら歯が立たない現状。
漁獲量は減少し
燃料代を回収できないことがあるのです。
山陰地方では漁獲量に呼応するように
また、高齢化も背景に
一本釣り漁師は減少の一途を辿っております。
どこにどんな種類の魚が回遊してくるかが
未知の世界になりつつあるのです。
収入を増やすには
では漁師はいかにしてを生活維持していくのか。
答えは燃料代をあまりかけなくても済む漁を行うことです。
前回記事でご紹介した海士、タコ籠漁や
今回ご紹介する根魚釣りです。
写真のキジハタは『幻の高級魚』と言われており
市場に出荷しても高値で取引されます。
資源確保
根魚であるキジハタは海底の岩礁や瀬などに棲んでいているので
青魚を狙うより漁師としても効率が良いのですが
回遊しない=とり尽くしてしまうため資源管理が必要 です。
地域によりますが、30cm未満は採取が禁止されているので
リリースしなくてはなりません。
また、漁師から強い要望があり、稚魚の放流が行われています。
キジハタの魅力
キジハタが『幻の高級魚』と言われる所以はその味わいに尽きます。
お刺身ですと甘くてぷりっとした身が素晴らしく
ほっぺが落ちそうな美味しさですが
お勧めは煮つけです。
しっかり濃いめの甘辛味に煮付けても
身が固くならず
ねっとり、しっとりした身の味わいは他に類を見ない美味しさです。
機会があれば是非ご賞味なさってくださいね(o^―^o)
漁師妻の独り言
桜の美しい季節ですね。
3年前から全盲になられた方が桜をみたいとおっしゃいました。
満開の桜の下を車いすで通ってみましたが
「ああ、空気が違うみたい。」
と嬉しそうにされていました。
私たちは桜を愛でることができます。
それは誰かにとっては奇跡なのです。
見えることに感謝しよう。と、桜の下で思いました。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
皆様の今日という日が素晴らしいものでありますように。